レタスが止まらないっ！？

レタスと言えば、サラダのメインからお弁当の彩りなど様々な姿で私たちの食卓を彩ってくれる身近な万能野菜ですね。

身近だからこそ、その食感や味、栄養素などに意識した事が今までなかったように思います。

「今までのレタスと何かか違う・・・」

そう気づいたのは試食会での子供たちの食べっぷりでした！

お皿に山盛りに盛られたレタスを取り合うように次々と手にしては、何もつけずにパクパクと食べているのです。

まるでポテトチップスならぬレタスチップスのようでした！

Aさん（中学生）「いつものリーフレタスより厚みがあってパリパリします。緑の野菜の青臭さがないような気がします。」

Bさん（小学生）「実はレタスは苦い味がして苦手ですが、このレタスはモリモリ食べられそうです！美味しい！！」

Cさん（園児）「いつもは食べないけれど、これは何もつけなくても美味しい！」

私も一緒に試食しましたが、子どもたちの言う通り、青臭さやえぐみが感じられず、パリパリと歯ごたえが良かったです。

レタスが苦手なお子様も虜にしたレタス。

秘密を探るべく、(株)AML植物研究所会津支社の広報部に取材を申し込んだところなんと、創業以来栽培ルーム内への部外者入室は一切許可していないとのことでしたが、今回は「まいぷれさんなら・・・」と特別に撮影の許可をいただきました！！

何とも光栄な出来事に、いつもより気合をいれて挑みました！！

いざ！完全閉鎖型クリーンルームへ！！

レタスの魅力や生産工程・苦労話など、会津支社長兼野菜事業本部長の小山さんにお聞きしました。

御社のレタスの特徴や魅力を教えてください。

ー先ずは一番の特徴は高機能性野菜ということですね。現在こちらではカルシウムを多く含むレタス、ポリフェノールを多く含むレタス、カリウムが少ないレタスの３種類を作っています。カルシウムやポリフェノールを手軽に補え、カリウムの摂取制限のある方にもオススメです。そして苦味・えぐみが著しく少なく圧倒的に食べやすいことですね。野菜嫌いのお子様を持つお母さんから、野菜デビューのきっかけになったと嬉しいお言葉をいただきました。

また冷蔵庫で約２週間は鮮度を保つことができ、シャキシャキ食感です。無菌ルームでの水耕栽培ですので洗わず食べられます。

どのように栽培されているのですか？

ー完全閉鎖型クリーンルームでの水耕栽培で、栽培期間中は農薬不使用です。

ミネラルとポリフェノール成分の増減をコントロールする技術を持 ち、低カリウムレタスについては国内および海外６カ国で特許を取得しています。

また苦味・えぐみの要因となる硝酸態窒素を減らすこともでき、健康被害を防止するために規制されているヨーロッパ基準も大幅にクリアしています。

ご苦労されたことはありますか？

ー栄養素を増減させるとレタスの生育や味にも様々な影響を及ぼすため、美しさと機能性及び生産性全てを実現させる独自の栽培方法を確立させることが一番難しかったです。

手に取ってくださった皆様が毎日の食生活の中で安心して食べてくださり、「野菜嫌いの子どもが食べてくれた」「骨粗鬆症が気になっているが、手軽にカルシウムがとれて助かる」「カリウム摂取量の制限があるが生野菜が食べられて嬉しい」など、たくさんのご感想をおよせいただいている事がこれまでの苦労を吹き飛ばし、これからのモチベーションともなっております。

小山本部長のお話をお聞きし、試食会での子供たちの食べっぷりは、単に苦味・えぐみを減らす技術だけでなく、食べる人の美容や健康に役立つようにと何度も試行錯誤を繰り返した技術者研究者の皆さんの愛だと実感しました！

ではなぜその工場をこの喜多方に設立することになったのか、そもそもなぜ高機能性野菜にこだわっているのか・・・。私の中で湧いてきた疑問に創業者である秋山社長が答えてくださいました！

なぜ喜多方で高機能性野菜を作り始めたのか。創業者・秋山五郎社長ににインタビューしました。

なぜ喜多方に工場を作ったのですか？

ー私は耶麻郡塩川町（現喜多方市塩川町）が故郷です。5年前に高校時代の友人にこの事業を紹介されて風評被害で今も苦しむ会津に何か貢献できればという想いに駆られました。「高機能性野菜」は未来型の野菜です。この新しい発想を世界に向けて発信したいと65歳で起業しました。現工場は喜多方市から紹介を受けて購入致しました。コロナ禍で苦しい局面はありましたが2020年12月末に播種を開始、2021年2月にようやく出荷を開始しました。2022年6月にG-GAP認証も取得しました。海外からの見学者もあり今後の拡がりを期待しています。

※G-GAP認証とはGLOBALG.A.P.認証の略。食品安全、労働環境、 環境保全に配慮した「持続的な生産活動」 を実践する優良企業に与えられる世界共通ブランドです

なぜ高機能性野菜を栽培しようと思ったのですか？

ー世界的な食糧不足が予測されている中で私たちは「農業」を成長産業と位置付けています。加えて繰り返される気候変動や天災に起因する不安定な生産量を如何にして確保していくのかを大きな課題と考えています。又、今は人生100年の正に高齢社会。未病で健康的な生活を維持し医療費負担の軽減を実現する必要もあります。そこで私たちは安定生産、安定供給、安定価格という方式を工場野菜で実現し且つ必要な栄養素を野菜から摂るという高機能性野菜の生産に取組みました。

AMLの様に高機能性野菜に特化して栽培品種を増やしこの事業に取り組んでいる会社は他にはありません。私たちは未来型野菜と称して世界の食卓にこの野菜や生産手法を拡めていきたいと考えています。

特に子供や女性、高齢者の方々に「美味しい野菜から栄養素を摂って健康的な暮らし」を実現して欲しいという願いを込めて毎日栽培し生産に努めています。

社会的な課題の解決、そして持続可能な事業としての位置づけを明確に食のイノベーションを通じ地方創成と雇用の確保に取組んでいます。

地元喜多方の活性化、そして手に取って食する皆様の健康的な暮らしを喜多方から世界に発信！

なんとも大きなスケールに驚きましたが、そのような大きな希望を実現させるべく行動されている先輩がおられることに、喜多方市民として感激し、心強く感じました！

お礼の品一覧

８,000円以上のご寄附をいただいた方に、以下の特産品をお送りします。

14,000円以上のご寄附をいただいた方に、以下の特産品をお送りします。

46,000円以上のご寄附をいただいた方に、以下の特産品をお送りします。

92,000円以上のご寄附をいただいた方に、以下の特産品をお送りします。