会津のイベント特集
会津三十三札所・観音堂を紹介!
田村山観音(tamurayama kannon)
千早振る 神ぞまことの 住吉の 重ねがさねの 杜の注連
第12番 田村山 真言宗福聚山養泉寺
会津若松市北会津町和合字堂ノ下甲147
●聖観世音
●祭日・旧7月17日
由緒
古くは養泉院といい、福聚山と号し、真言宗のお寺です。天正の戦いで炎上。下荒井の蓮華寺の末寺で弘法を本尊としており、現在の建物は明治36年の建立。
★数百年の時をへて、今もなお湧く「景勝清水」。飲むと乳の出が良くなるといわれる『産清水』として親しまれている。
舘観音(tate kannon)
遙るばると 参りて拝む よしみ寺 仏の誓い 新なるらん
第13番 舘 真言宗福聚山観音寺
会津若松市北会津町舘17
●聖観世音
●祭日・旧7月17日
由緒
開基不明。天正3年(1575)円智という僧が補修し、同17年に兵火の為に炎上。その後に再建して現在に至ったと伝えられています。
本尊は阿弥陀如来にして客殿に安置されています。
★「はらみ観音」と呼ばれ、妊婦からの信仰が厚い。
下荒井観音(shimoarai kannon)
高野山 余所に在らじの 下荒井 三鈷の松の 法の朝風
第14番 下荒井 真言宗松命山蓮華寺
会津若松市北会津町下荒井
●聖観世音
●祭日・1月17日/8月17日
由緒
観音堂は村北にあり、別当は妙法寺という寺でしたが、寛永年間に廃寺となったので、蓮華寺の境内に移転。蓮華寺の開基は仁範とう紀州の人といわれています。葦名直盛の勧めで康暦元年(1379)にこの寺を建立。
★三鈷の松・・松の枝が三ッまたになっていてその形が三鈷に似ている。
三ッまたの松の枝を見つけると子宝に恵まれると言い伝えられている。
高瀬観音(takase kannon)
乗り得ても 心 許すな 天小舟 高瀬の波は 時を嫌わず
第15番 高瀬 曹洞宗吉高山福昌寺
会津若松市神指町高瀬81
●十一面観世音
●祭日・旧7月9日(四万八千日)
由緒
金売吉次・吉六・吉内の三人が近くの川を舟で渡るとき、急激に増水して舟が転覆。吉六が溺死したのでその冥福を祈って建立されたのがこのお堂です。
平沢観音(hirasawa kannon)
参り来て 浮世を此処に 忘れ置く 心及ばぬ 平沢の月
第16番 平沢 曹洞宗広沢山国姓寺
会津若松市町北町中沢字平沢419
●聖観世音
●祭日・旧3月17日
由緒
文禄元年(1592)に林廊なる僧が建立したと伝えられていますが詳らかでない。楠正成の孫にあたる傑堂能勝和尚が開基である会津若松市の天寧町の末山、本尊の釈迦如来を客殿に安置している。
中ノ明観音(nakanomyo kannon)
参るより 頼みをかけし 観世音 沼木の沼に 浮かぶ水鳥
第17番 中ノ明 真言宗妙吉山密蔵院
会津若松市町北町始字中ノ明119-2
●聖観世音
●祭日・旧3月17日
由緒
昔は明吉山観音寺と称した。開基は明らかではなく天文中に中興す。北の沼に夜ごとに光るものがあって不思議に思い、村の人が怪しんで水をさらってみますと、沼の底に大木が沈んでおり、それを割ると観音様が現れたと伝えられています。
滝沢観音(takizawa kannon)
滝沢の 落ちて流るる 滝の水 かかる末々 弥勒なるらん
第18番 滝沢 一箕山滝沢寺
会津若松市一箕町八幡滝沢
●聖観世音
●祭日・旧7月9日
由緒
観音堂は慶安3年(1650)一箕山の八幡神社拝殿西に建立され、滝沢寺と言われていました。明治になって廃仏が行われ、滝沢不動院境内の現在の所に移転、一時は姫神社と呼ばれていました。ある時期は水害の為に塩川の阿弥陀寺に移されたこともあり、八幡神社の境内には現在でも観音堂が残され、札所の献額が掲げられています。仁王様は札所8番の竹屋に安置されています。
石塚観音(ishiduka kannon)
後の世を 願う心は 軽くとも 佛の誓い 重き石塚
第19番 石塚 真言宗石塚山蓮台寺
会津若松市川原町5の50
●千手観世音
●祭日・7月16日
由緒
康暦年中(1370~1380)葦名直盛の草創と伝えられ、そののち蒲生忠郷の母堂が強くこの観音を信仰し、新たに堂宇を建立するなどして荘厳を極めていた。
御山観音(oyama kannon)
遙るばると 登りて拝む 岩屋山 いつも絶えせぬ 松風の音
第20番 御山 天台宗神護山照谷寺
会津若松市門田町御山字館山甲3080
●聖観世音
●祭日・旧3月15日
由緒
大同2年3月の草創。そののち一尺三寸の観音像の中に一寸八分の胎内仏を安置する。照谷寺はその縁起によると天平神護(765~767)年間の創建と伝えられています。観音堂は村の北東山上にあります。
左下り観音(sakudari kannon)
左下りは 岩に聳えて 懸造り いつも絶えせぬ 峯の松風
第21番 左下り 臨済宗左下山観音寺
会津美里町大石字東左下り1173
●聖観世音
●祭日・旧6月17日
由緒
天長7年(830)徳一の建立。延長(1261~1263)の頃に越後の人が罪を犯し、この地に逃げてきてお堂の中に身をひそめて観音様のお助けを念じていたが、やがて役人に捕えられ、その首を切って国に持ち帰って主に見せたところ、首ではなくて観音の石首であったと伝えられています。
★京都の清水寺に似た造りのお堂。
相川観音(aikawa kannon)
朝日射す 夕日 輝く 相川の 月 諸共に 出づる御手洗
第22番 相川 曹洞宗空窪山自福寺
会津美里町字氷玉字相川丁365
●十一面観世音
●祭日・旧3月17日
由緒
草創については不詳。昔は現在よりも北東四百間ばかりのところにありました。いつの頃かわかりませんが荒廃。宗永6年(1709)の秋に高橋宗元と吉川雲の二人がお堂の建立を願い、享保2年(1717)に完成。
★「いぼ観音」と呼ばれタコの絵を奉納し、祈願すれば、いぼが取れると信じられている。会津美里町指定文化財十一面観世音立像は像高160cm弘法大師作といわれている。
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