会津三十三観音めぐりとは…

～巡礼を通して観た往時の会津の文化～
会津のコミュニティーはこうして生まれた！！

2016年（平成28年）、会津地方17市町村の連名で「会津の三十三観音めぐり ～巡礼を通して観た往時の会津の文化～として日本遺産に認定される。

会津三十三観音（あいづさんじゅうさんかんのん）は、旧陸奥国会津地方（現在の福島県会津地方）にある三十三ヶ所の観音霊場である。子宝を願う新妻等、女性の巡礼が多いことで古くから知られています。おもに農村部の女性が、田畑の仕事が一段落した七月頃に、白装束に笠をかぶり、講仲間とともに「御詠歌」を唱えながら三十三観音札所を巡礼して回ったそうです。

会津的コミュニティーの作り方

会津では女性が嫁入りすると集落内における同世代の女性数名でナカマッコ（仲間講）と呼ばれる集まりをつくりました。多くの場合は姑の差配によって決められ、 戦後では 1 、 2 泊で会津ご十三所の観音巡礼に出かけました。 これを経験すると、 ムラの女性たちで組織する観音講への加入が認められ、 地域によっては姑に代わって観音講行事に参加することになります。 特に会津では観音巡礼とは言わずに「会津めぐり」と呼んだが、 一緒に会津めぐりに出かけたナカマッコは「同行兄弟」とも呼ばれ、 その付き合いは一生に渡って続く女性にとって非常に重要なものでした。

会津の男性は伊勢参りをする「伊勢講仲間」を結成しますが、 このように女性は観音講、男性は伊勢講というふたつの講が、 地域における日常的な付き合いを育んできたのです。

今回の会津三十三観音めぐりは「喜多方九観音編」

前回は会津全域を7日間かけて33札所を回りましたが、今年はもっと気軽に会津三十三観音めぐりを楽しんで頂きたいという主催者側の想いから、一番札所から九番札所までの喜多方九観音をめぐる巡拝でした。

9札所と行っても全て自分の足で歩くと約50Km以上もあります！！！

ほとんどの方が完歩されましたが、足が痛い…少し休みたい…という方の為に、巡行のあとにはマイクロバスがいてくれるので安全安心です♪　

令和元年5月11日（土）、5月12日（日）の2日間の旅でした

1日目　令和元年 5月11日（土）

・喜多方駅より出発

・第四番 高吉観音

・第三番 綾金観音

・第一番 大木観音

・新宮熊野神社 長床

・慶徳稲荷神社

・第二番 松野観音

・会津大仏 叶山 三寶院 願成寺

・旧国鉄日中線 熱塩駅

・第五番 熱塩観音

2日目　令和元年 5月12日（日）

・熱塩温泉山形屋より出発

・浄土宗 長福寺

・第六番 勝観音

・いそべ食堂

・鹿島神社

・第七番 熊倉観音

・第八番 竹屋観音

・第九番 遠田観音

歩行距離　約50Km

一日目の写真です

喜多方駅より出発

第四番 高吉観音

第三番 綾金観音

第一番 大木観音

新宮熊野神社 長床

慶徳稲荷神社

第二番 松野観音

会津大仏叶山三寶院願成寺、旧国鉄日中線熱塩駅

第五番 熱塩観音

2日目の写真はこちらをクリックして下さいね♪