まいぷれ編集部(会津・喜多方)オススメのお店
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季節の変わり目になると、多くのドライバーが直面するのがタイヤ交換の問題です。「自分でやった方が安上がりだし」「お店に頼むのはもったいない」と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、実際にはタイヤ交換には見えないリスクや落とし穴が数多く存在します。
今回は、会津若松市でタイヤ保管・交換サービスを40年以上提供してきた株式会社タケウチパーツの猪俣さんに、自分でタイヤ交換を行う場合とプロに依頼する場合の本当のメリット・デメリットについて詳しくお話を伺いました。
まず最初に、猪俣さんに自分でタイヤ交換を行うメリットについて伺いました。
猪俣さん:
「自分でやるメリットは、まずお金がかからないというところです。それと自分の好きなタイミングでできるっていうところですかね」
確かに、自分でタイヤ交換を行う最大のメリットは工賃がかからないことです。お店に依頼すると、軽自動車で1本850円、普通車で1,050円程度の脱着工賃がかかりますが、自分で行えばこの費用を節約できます。年2回の交換を考えると、4本で3,400円~4,200円の節約になります。
お店の営業時間や予約状況に左右されず、自分の都合の良い時間に作業を行うことができます。急に天気が変わったときなど、すぐに対応できるのは大きなメリットといえるでしょう。

しかし、猪俣さんに詳しくお話を伺うと、自分でタイヤ交換を行うデメリットの方が圧倒的に多いことがわかってきました。
猪俣さん:
「実際メリットよりもデメリットの方が多いですよね」
長年タイヤ交換に携わってきた猪俣さんが実際に遭遇した事例をもとに、詳しく見ていきましょう。
タイヤ交換中に最も危険なのが、ジャッキから車が外れて下敷きになってしまう事故です。
猪俣さん:
「ジャッキから外れて車の下敷きになって怪我をしてしまうこともありますし、実際に家の前でジャッキで上げて作業していたら、坂道で車が前に進んでしまって、タイヤが外れた状態で車がジャッキから外れちゃったっていう事例もありました」
この事例では、後輪の作業をしようとして前輪を上げた際、サイドブレーキを引いていても坂道のため車が前に進み、脱輪状態で車がジャッキから外れてしまったそうです。このような事故は重傷や死亡事故につながる可能性があります。
ホイールナットの締め付けは適正なトルクで行う必要がありますが、これが意外に難しいのです。
猪俣さん:
「規定のトルクで締めないと、締めすぎてボルトが折れてしまうとか、逆に規定トルクをかけていないことで走行中にナットが緩んで危ない目にあったなんてこともあります」
締めすぎればボルトが折れてしまい、緩すぎると走行中にナットが緩んで脱輪事故につながります。一般の方が適正トルクを管理するのは非常に困難で、専用のトルクレンチも必要になります。

猪俣さんは、これまでに数々の装着ミスを目にしてきたそうです。
猪俣さん:
「タイヤローテーションで前後逆につけてしまったりすることもありますね。あと、こういう方もいました。家に車が何台かあって、違う車のタイヤをはめちゃったっていう。例えば、普通車に軽自動車のタイヤを取り付けちゃったみたいなこともあります。違う車種でもはまっちゃうんですよね」
サイズの違うタイヤでも一見装着できてしまうため、非常に危険な状態になってしまいます。このような間違いは専門知識がないと起こりやすいミスです。
猪俣さん:
「ある程度の知識と工具も必要ですよね。ナットがきつく締まりすぎて取れないとか、そういうケースもあります」
車に付属しているジャッキや工具だけでは不十分な場合も多く、特に業務用の車などではホイールが固着して「ハンマーで叩いたりしますよね、裏側から。落ちなさすぎて」という状況になることもあります。
猪俣さん:
「重いタイヤ持ち上げて腰を痛めてしまったりとかっていうこともありますね」
タイヤとホイールを合わせると相当な重量になり、特にSUVなどの大型車のタイヤは一人で持ち上げるには重すぎることも多いのです。

猪俣さん:
「保管場所がなくて、軒先に置いといて、紫外線とかで劣化してしまうっていうことはありますよね。あとは盗難ですかね。家に置いといて盗まれちゃったとかもあります」
適切な保管場所がない場合、直射日光による紫外線劣化が進行します。タイヤは高価な部品のため、屋外での保管は盗難のリスクも高まります。
猪俣さん:
「自分で交換するとはめた時に空気圧の調整ができないんですよね。ガソリンスタンドに持っていって自分でチェックするかどっかに持ってくしかないのですが、うちの場合は交換の時にエアチェックやるので、エアバルブからの劣化で空気が漏れているといった異常も事前にわかります」
一般の方がタイヤ装着後の空気圧調整を行うのは困難で、エアバルブの劣化による空気漏れなどの問題も見逃しがちです。
猪俣さん:
「溝の見方がわからない。あと経過年数。タイヤが何年ぐらい経っているかという経過年数がわからないといった問題があります」
タイヤの溝の深さや経過年数の確認方法を知らない方が多く、交換時期を見誤るリスクがあります。タイヤの製造年週は特殊な表記(例:24年の38週製造など)のため、一般の方には判読が困難です。
猪俣さん:
「バッテリーもそうですが、リフトで上げたときにドライブシャフトのブーツというカバーが切れてグリースが飛び散ってるとか、ホイールの裏側がグリスでぐちゃぐちゃとか、そういうこともあります」
プロがタイヤ交換を行う際は、ドライブシャフトのグリス漏れやブレーキパッドの摩耗など、様々な異常を発見できます。これらは自分では気づけない重要な点検項目です。
猪俣さん:
「あとはアラインメント。ホイールアラインメントが狂っていることに気づかない。片減りして一本だけ減り方してると、アラインメントを疑うので、みたいなあげないとわからない」
ホイールアラインメントとは車に対するホイールの固定角度のことを言います。クルマを正面から見た際のキャンバー角、横から車を見た際のキャスター角、上から見た際のトー角という3つの角度があります。タイヤの片減りはこのホイールアラインメントの狂いを示す重要なサインですが、これに気づくには専門的な知識と経験が必要です。
猪俣さん:
「バッテリーのチェックとかもできないですよね。また、結構スノーブレード(冬用のワイパー)つけたまま夏も過ごしてて、これ替えないんですか?って言った時に、そんなのあるんですか?って言われたり。知らないでそのまま使ってるっていう人もいます」
バッテリーやワイパーの状態チェック、スノーブレード(冬用ワイパー)の存在すら知らずに夏用ワイパーを使い続けている方も多くいらっしゃいます。
適切な設備と技術により、安全にタイヤ交換を行います。規定トルクでの締め付け、リフトを使用した安全な作業環境など、プロならではの安心感があります。
タイヤ交換と同時に、車両の様々な部分をチェックします。早期発見により大きなトラブルを未然に防ぐことができます。
直射日光が当たらない薄暗い場所で、タイヤに無駄な圧力をかけない方法で丁寧に保管します。盗難の心配もありません。
猪俣さんに具体的な料金について詳しく伺いました。
猪俣さん:
「脱着工賃は軽自動車で一本850円、普通車で1,050円、あとは大きいタイヤになってくると1,500円です。中には手作業を依頼してくる人とかもいるんです。機械を使わないでくれっていう人は全部手締めなんですね。時間もかかるし、専用の工具も使うのでプラス100円いただいています」
| 車種 | 脱着工賃(1本) | 手締め追加料金 |
| 軽自動車 | 850円+税 | +100円/本 |
| 普通車 | 1,050円+税 | +100円/本 |
| 大型SUV等 | 1,500円程度 | +100円/本 |
猪俣さん:
「タイヤ預かり料金は3,750円(税込)から年2回(春・冬のタイヤ交換時)です。工賃を入れて預かりしたとしても、一般的な保管料金のみで、うちは交換や点検まで含めて全部完結します」
タイヤ保管料金は1シーズン(6か月)3,750円から。当店でタイヤをご購入いただいた場合は1シーズン無料、中古車・新車をご購入いただいた場合は、その車にお乗りの間はずっと無料でご利用いただけます。
他社では保管料金のみで当店の保管料+工賃程度の料金がかかることを考えると、非常にお得なサービスとなっています。
タケウチパーツでは、以下のような徹底した保管環境を整えています。
タイヤ保管時には、以下の専門的な点検も同時に実施しています。
12月に入り、会津地方も本格的な冬の到来を迎えています。タイヤ交換と同時に対応したい冬季特有のメンテナンス項目について、猪俣さんに詳しく伺いました。会津の厳しい冬を安全に乗り切るために、これらのチェックは欠かせません。
猪俣さん:
「最近バッテリー上がりが非常に多いです。夏の暑さと、この寒暖差でバッテリーがだいぶ負担かかっているんです。タイヤ交換の時に同時にバッテリーチェックをして、必要に応じて交換をお勧めしています」
冬場は気温の低下によりバッテリーの性能が大幅に低下します。特に今年は夏の猛暑でバッテリーにダメージを受けている車両が多く、冬の寒さでさらに弱ってしまうケースが増えています。朝エンジンがかからないという事態を防ぐためにも、タイヤ交換のタイミングでバッテリーの状態を確認することが重要です。
バッテリーは通常2~3年が交換目安とされていますが、使用環境や車の使用頻度によって劣化の進行が変わります。短距離走行が多い方や、週末しか車に乗らない方は特に注意が必要です。タケウチパーツでは専用のテスターを使用してバッテリーの健全性を正確に診断し、交換が必要な場合は最適なバッテリーをご提案しています。

猪俣さん:
「結構スノーブレード(冬用のワイパー)つけたまま夏も過ごしてて、これ替えないんですか?って言った時に、そんなのあるんですか?って言われたり。知らないでそのまま使ってるっていう人もいます」
冬用ワイパー(スノーブレード)は、雪や氷の付着を防ぐ特殊な構造になっています。通常のワイパーは金属フレームがむき出しになっているため、そこに雪が付着して凍結し、まったく動かなくなってしまうことがあります。冬用ワイパーはゴムのカバーで全体が覆われているため、雪が付着しにくく、凍結も防げる構造になっているのです。
夏用ワイパーのまま冬を迎えると、視界確保ができずに危険な状況になることも。特に吹雪の中での運転では、ワイパーが正常に機能しないと命に関わる事故につながる可能性があります。タケウチパーツでは、タイヤ交換時に冬用ワイパーもお預かりして、シーズンごとに適切なワイパーに交換するサービスも提供しています。
猪俣さん:
「夏は一対一とか一対三とかにこう薄めて入れたり、まあ最悪水入れといてもいいんですけど、冬はそのアルコール分が高いウォッシャー液が入ってて凍りにくくなってるんですよ」
冬用ウォッシャー液には凍結を防ぐためのアルコール成分が多く含まれています。夏用のまま冬を迎えると、ウォッシャー液が凍結してしまい、フロントガラスの汚れを落とせなくなります。会津地方では氷点下10度以下になることも珍しくないため、−30度対応の冬用ウォッシャー液を使用することをお勧めします。
夏用ウォッシャー液が凍結すると、ウォッシャータンクやホースが破損する危険性もあります。一度凍結してしまうと、溶けるまで使用できなくなってしまうため、早めの交換が肝心です。
猪俣さん:
「窓ガラスのコーティングをしている方は、アルコール系の解氷剤の影響が気になるかもしれませんが、冬用のウォッシャー液にも同じようにアルコールが入っています。いずれにしても、そのアルコールがフロントガラスにつくっていうのは避けられないので、あまり心配しなくても大丈夫です」
ガラスコーティングへの影響を心配される方もいらっしゃいますが、冬用ウォッシャー液を通常使用する範囲では、コーティングが極端に劣化することはありません。むしろ、凍結したフロントガラスを無理やりワイパーで動かそうとする方が、ガラスやワイパーを傷める原因になります。
猪俣さん:
「スプレー缶タイプの解氷剤は寒いとどんどん出てこなくなるので、ファブリーズみたいな霧吹きタイプの解氷剤を使うのがおすすめです」
解氷剤にもタイプがあり、スプレー缶タイプは気温が下がるとガスの圧力が低下して噴射しにくくなります。トリガー式(霧吹きタイプ)の解氷剤なら、気温に関係なく安定して使用できるため、会津地方のような寒冷地では特におすすめです。解氷剤は車内に常備しておくと、朝の忙しい時間に大変便利です。

猪俣さん:
「結構ブラシがないためにスコップでやってボディをガリガリ傷つけて、板金に入ってきたのも今シーズン結構あったんです。スノーブラシも店頭で販売していますので、タイヤ交換と一緒に準備しておくことをお勧めします」
雪国では車に積もった雪を落とすことが日常的な作業になりますが、適切な道具がないと車体を傷つけてしまいます。スノーブラシは柔らかい毛先で車体を傷つけずに雪を落とせる専用品です。
スコップやプラスチックの板などで代用すると、塗装面に無数の傷がついてしまいます。特にボンネットやルーフなど、目立つ部分に傷がつくと、その修理に数万円かかってしまうこともあります。また、傷がついた部分から錆が発生する原因にもなります。
スノーブラシは1,000円~3,000円程度で購入できます。伸縮式のものなら、ルーフの雪も楽に落とせて便利です。タケウチパーツでは、使いやすいスノーブラシを店頭で販売していますので、タイヤ交換の際にぜひお求めください。車に一本常備しておけば、冬の間ずっと安心です。

タイヤ交換のタイミングは、オイル交換などの定期メンテナンスを行う絶好の機会でもあります。リフトアップした状態で車両の下回りも確認できるため、オイル漏れやその他の異常も発見しやすくなります。
猪俣さん:
「タイヤ交換と同時にバッテリー交換、オイル交換、ワイパー交換などをまとめて対応できます。一度にメンテナンスを済ませることで、お客様の手間も省けますし、車の状態を総合的にチェックできるのでおすすめです」
エンジンオイルは寒冷時の始動性にも影響します。劣化したオイルは粘度が高くなり、寒い朝のエンジン始動が困難になることがあります。また、冬場は夏場に比べてエンジンへの負担が大きいため、適切な時期にオイル交換を行うことが重要です。
タケウチパーツでは、タイヤ交換と同時にこれらのメンテナンスを行うことで、作業時間を短縮し、お客様の待ち時間を最小限に抑える工夫をしています。まとめてメンテナンスを行うことで、工賃も抑えられるメリットがあります。
原材料価格の高騰により、タイヤの価格も年々上昇傾向にあります。タケウチパーツでは、タイヤメーカーからの値上げ情報をいち早くお客様にお知らせし、購入時期のご相談にも応じています。特に春と冬のタイヤ交換シーズン前は需要が高まるため、早めのご相談がお得です。
猪俣さん:
「シーズン中は大変混み合います。予約ページよりWeb予約することをオススメいたします」
タイヤ交換のシーズンは非常に混み合いますが、24時間受付可能なWeb予約システムを導入していますので、都合の良い時間にいつでもご予約いただけます。
株式会社タケウチパーツは1984年2月21日の開業以来、40年以上にわたって会津地域の皆様のカーライフをサポートしてまいりました。その長い歴史の中で培われた技術と経験、そして数多くの実例から得られた知識は、何物にも代えがたい財産です。
猪俣さんが語る数々の実例は、すべて実際に起こった出来事であり、だからこそ説得力があります。「長年タイヤ交換やってて出てきた事例」として紹介される内容は、リアルそのものです。
今回の取材を通じて、自分でタイヤ交換を行うことは一見経済的に見えても、安全面でのリスクや技術的な問題、保管の難しさなど、非常に多くのデメリットがあることがよくわかりました。
特に安全性の面では、プロに依頼することで得られる安心感は何物にも代えがたいものです。タケウチパーツでは適切な設備と技術、そして豊富な経験により、安全なカーライフをサポートしています。
また、単なるタイヤ交換だけでなく、車両全体の健康状態をチェックできることも大きなメリットです。早期発見により大きなトラブルを未然に防ぐことで、結果的にコスト削減にもつながります。
タケウチパーツでは、40年以上の実績と経験を活かし、一人ひとりのニーズに合わせたタイヤ保管・交換サービスを提供しております。24時間受付のWeb予約も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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