会津の伝統的な野良着「猿袴（さっぱかま）」とは？

生産者のアグリミライ代表の長澤かよさんにお聞きしました。

さっぱがまとは、会津地方に伝わる伝統的な労働用の袴の一種で会津木綿の野良着です。

サルエルパンツのようなズボンで、会津では「猿袴（さっぱかま、さるっぱかま、さるばかま）などと呼びます。

50年ほど前までは、農家に嫁ぐ嫁入り道具として会津木綿の反物を持たせたり、会津木綿の反物を贈るという文化がありました。

農家のお嫁さんたちは、春からの農作業に備えてせっせと、さっぱがまを仕立てていたそうです。

「お洒落なさっぱかま」の特徴

生産者のアグリミライ代表の長澤かよさんにお聞きしました。

さっぱがまは吸水性、通気性にとても優れており、軽く、腰廻りもゆったりしています。

農作業の動きにも適しており、膝下が細見で稲刈り用の長靴や足袋にも最適です。

見た目は若者やダンスをする方が履いているようなサルエルパンツに似ており、世代を跨ぐ利用が可能と思われます。

特徴は、カラフルで豊富な柄、生地がとても丈夫で通気性がバツグン！！

夏は風通しがよく涼しく、冬は保温効果を発揮して温かいのが特徴です。

今、さっぱかまスタイルが若者の中で人気が出て来ているんです。

さっぱかまの歴史

生産者のアグリミライ代表の長澤かよさんにお聞きしました。

さっぱがまの歴史は調べてみるととても古く、400年近く前まで遡ります。

会津農書などの歴史的な書物にも、資料として「山袴」などの絵が記されているそうです。

50年ほど前までは、農家に嫁ぐ嫁入り道具として会津木綿の反物を持たせたり、お歳暮には会津木綿の反物を贈るという文化もかつてはあり、農家のお嫁さんたちは、春からの農作業に備えてせっせと、さっぱがまを仕立てていたそうです。

生産者のアグリミライ代表の長澤かよさんに魅力をお聞きしました。

どんな方にオススメですか？

農業作業で着用するのもオススメですが、普段着使いとしてもOKです。

作業・アウトドアなどアクティブに活動する方全般にオススメです！

履きやすさと独特なシルエットはダンサーにも好評で、踊りの団体やチームにも使用して頂いています。

生産での苦労

最近まで、さっぱがまの縫製が可能な方は70代以上の方々しかおらず、圧倒的な後継者不足でした。

今では、30代～40代の縫製好きの方々に技術を継承することができ、技術の継承者不足という課題をクリアすることが出来ました。

また、本来の作業着としての強度を保ちつつ、若者たちが気軽に街で着れるようにとシルエットやディテールにもこだわって生産しています。

アグリミライ代表の長澤かよさんから皆さまへ

生産者の長澤かよさんとモデルをしたまいぷれ編集部

身長150cm～160cmの方や細身の方はL、身長160cm～180cmの方やゆったりめがお好みの方ははLLがおすすめです！

【素材について】
本体は会津木綿 100％になっています。ポケット部に関しては一部色合いの調整等
で通常の綿を使用している場合もあります。
【サイズについて】
ウエストのサイズは大きく作られています。ゴム穴がありますので、そちらで調整していただきますようお願いします。
【洗濯方法について】
家庭用洗濯機でジャブジャブ洗っていただいても丈夫な素材です。

お礼の品一覧

57,000円以上のご寄附をいただいた方に、以下の特産品をお送りします。